2017年5月15日月曜日

気ままな神戸の旅 カレンデュラストーリー

ゴールデンウィーク前半に

実家に帰ったときの神戸旅。


子どもたちも大きくなり

バイトや仕事、就活や部活、

今回は誰もついてこないらしい。

じーちゃんまで仕事やボランティアで大忙し、らしく・・・。



母と妹、私の女三人気ままにいきたいところへ。

のんびり(?)

相変わらず弾丸ではありますが

良き時間をすごすことができました。


一応私のアルバムとして・・・

記憶とともに残しておくことに。

よろしければ春の神戸を

お楽しみ下さいね。


そしてカレンデュラ物語も

ココに記しておくことにしました。

併せて貴重なカレンデュラのことを

知って頂けると嬉しいです。



まずは淡路へ。

この橋を渡るだけで解放感!!



そもそも。

今度のソープレッスンの素材についての疑問から

この旅は始まりました。


私と近藤さんのメッセのやり取りです。



神田「今度のカレンデュラってさ、オーガニック?国内産?」


近藤「いや、今はオーガニックどころか

国内産はほとんど手に入らない」

「しかも海外のは色が褪せてる」

「入手できたとしても値段が釣り合わない」


神田「うーん、無農薬でいきたい。探すわ。」



神田「淡路に生産者さんがいることが判明したー!」

「しかも無農薬栽培!!」

「行ってくるわ!!!」


近藤「それはデカしたー!!」

「今や知る人には貴重な国内産だよ!

しかも無農薬栽培のカレンデュラ!!」


かくして、母妹との女三人神戸旅、

まずは

私が行きたいカレンデュラ畑へ。



兎にも角にも花がキレイ!

無農薬なのに虫がほぼいない!

状態が素晴らしくいいのです。



これを廣田農園の廣田さんお一人で

やってらっしゃるお話に触れ、びっくり!!


ここ、淡路島ならではの原種、

ムラジという品種のカレンデュラについて

いろいろお話を聞かせて頂きました。


80年も続くカレンデュラの栽培。

今や高齢化が進み、継続してらっしゃるのは

唯一廣田さんのみ。

うーん、これは何としても守らねば。



いろんな思いが交錯する・・・。


海まで続く青と橙。


ここは地中海か?


空と海が交わる初夏の風景に

思わず深呼吸したくなる。


そう、温暖な土地でしか栽培できないカレンデュラ。

本当に貴重なこの素晴らしいハーブを

世に広め、守っていかないと。



廣田さんが体調崩したら

淡路の、いえ国内の無農薬カレンデュラが

激減してしまう。



海まで見渡せるこの広い畑で

そんなことを想いながら

ひたすらカレンデュラと戯れておりました。



初夏の畑はココチイイんだけど

長時間滞在しすぎて

すっかりノドが乾き 皆ひからびてしまいそうに。


廣田さんもお昼があるだろうから

そろそろおいとませねば・・・。


ところが廣田さんは好意的で

もっとお話しして下さる様子。



「この辺に美味しいとこありますか?」

と 尋ねたら

淡路産の小麦粉を使ったパスタ屋さんがあるとのこと。


「廣田さんも一緒にいきましょー!」

との誘いに二つ返事でキマリ!


外も中もシンプルでお洒落。

淡路にこんなパスタ屋さんができたなんて!

麺が豊富で なんとこのたくさんの中から選べるんです。


パスタのメニューも豊富だし

迷って迷って迷ったあげく

なぜか三人とも同じメニューに・・・


味見交換できへんやん!


麺もソースも美味しかった♪


全面ガラス張りの窓からは海が見渡せ、

二階も明るく広々・・・。

淡路に行かれたらぜひ♪

PASTA FRESCA
DAN-MEN


廣田さんとたくさん話して

またまた畑のそばのご自宅へ。


カレンデュラを漬け込んだ

贅沢なティを入れて下さったり


大型フードドライヤー二台で

乾燥させている様子などを見せて下さったり。


この素晴らしい淡路産のカレンデュラをなんとか

もっと世に出したいなぁ。



廣田さんひとりでこんなに広い農場を切り盛り、

乾燥、梱包、発送・・・


それはちょっとあまりにも大変すぎる。


母と同じ年齢で娘さんは私と同じ年齢。

妙に親近感湧いたのもあって

なんとかならんものかずーっと考える。



考えながらお礼と別れを告げました。



廣田農場を後に、私たちが向かったのは

新しくできたクラフトサーカスというカフェ。 


ちょうど涼しくなってきて

デッキの上でサンセットまで

寛ぎながらカフェオレを頂きました。


目の前に夕日が沈むさまは圧巻、

波を見つめたり写真を撮ったり。


思い思いに過ごせて

ほんとに居心地のよいカフェだったなー♪


母と妹。

妹と私。

帽子かぶってたのでアタマぺちゃんこ・・・笑


廣田さんの話によると

無農薬栽培のカレンデュラ生産者は

多分北海道に一件、

静岡に一件、そしてここ淡路。

あとはヨーロッパかエジプト。



え、えーっ????!!!



そんなに少ないなら尚更大切にしないと。


しかもニーズがあるのに

必要なところに届いていない!!



無農薬栽培のカレンデュラの良さを

もっともっと知って頂く必要があるし

廣田さんが無理なく仕事を継続できるよう、

考える必要がある。



市の援助があるとはいえ、

市も島民もカレンデュラの価値を

分っていないのです。



こりゃあかん。



何とかならんかな?

何とかしたい。

何とかしよう。



その夜、あることを考えた私は

妹と母に話しました。



二人とも

「そう思うなら行ってきたら」

と 促してくれました。


翌日。



最初は神戸の街に出て三人でランチでもしようと

計画が進んでいたのですが。


廣田さんに直接合って話がしたいとアポを取り、

廣田さんもぜひ。と言って下さったので

淡路島を再訪することに。




結局私だけ、ジェノバ船に乗って

再び海を渡ることになりました。



お昼は船の乗り場がある明石界隈、

板さんが漁師さんという、こちらの店へ。


お店のBGMはバリバリの演歌ですが

美味しーんです、これがまた!

母は甥っ子たちと今日も行ったそうです。

明石駅から近くの 漁師寿司 海蓮丸

穴場かも。

釣のツアーみたいなのもやってるようですヨ。

http://akashi-fish.com/


お昼を済ませてジェノバ船乗り場へ。

高速船で13分。

500円であっという間に

島に渡れるナイスな交通機関です。



母と妹にエールをもらい大手を振って

見送ってもらう・・・


小さくなる二人にずっと手を振り、

大賑わいの甲板で飛ばされそうになりながら

海を見つめる。



そして間もなく到着。

早っ!!



で、 廣田農園の廣田さんに再び会う。

二時間たっぷり!

思いを話し、

カレンデュラを守る方法、

廣田さんに無理なく継続していただく方法、

もっともっとカレンデュラを世に広める方法

私ができること。


満足のいく話ができました。



廣田さんもやはり母たちにように

見えなくなるまでずっとずーっと

手を振って下さり

なんだか熱くこみ上げるものが・・・。


とても清々しい晴れやかな気持ちで下船しました。


帰りに魚の棚に寄りたかったけど

夜は高校の同窓会@三宮が控えていたので

諦めて直行。


これまた賑やかで楽しい夜となりました。


帰名後は体調を崩してしまい、

この後SHOP、多忙な5月6月に突入。


カレンデュラの件は

慌てずゆっくり時間をかけて

進んで行こうと思っています。


無理のない、最良の方法で

廣田さんのカレンデュラを守り、発信していく方法を

手探りで見つけていくつもり。


見守って下さると嬉しいです。



そして来年の4月下旬!

フェフェツアーはカレンデュラ畑訪問決定です。

またしても神戸となりますが

神戸・淡路の魅力はくらでも!



そしてアトリエフェフェならではの

素敵なお昼を考えています。



ご一緒できるのが楽しみ!

参加希望の方はちょっと早いですが

お知らせ下さいね。笑



そんな夢膨らんだ神戸の旅。

翌々日からの高熱は 興奮しすぎての知恵熱?

いやいや、新しいことが始まる前の

大きなデトックスでありリセットだったはず。


カレンデュラストーリーにも

長くお付き合いありがとうございました。

(シンデレラストーリーみたいだな笑)