2016年10月9日日曜日

フェフェツアー宿泊Ver. Vol.2 キッチンハーブレッスン@美山茅葺きの宿

 杉乃精をあとに美山へむかいます。

車に揺られること北へ40分ほど。

茅葺の里、今も尚、ここで暮らしている人たちもいます。
 
 
伝統的技法による建築物。

歴史的景観の保存度への評価も高く、

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。


1年を通じ、日本の原風景に出会える場所として、

美山町を代表する観光スポットとして人気を博しています。


かやぶき職人さんは年々減少、
 
この技法を脈々と受け継いでいくことも大変なようです。
 



二年に一回だったか・・・
 
屋根の吹き替えにはとてつもない費用がかかとのこと。
 
村の集落では少しづつ、現代風の瓦が増えているようです。
 


 
 
夏に家族で訪れたときには
 
紫陽花の立ち枯れや向日葵が風景と相まって
 
素敵だなぁと思ったものです。
 
 
水彩画を学ぶ母は絵を描いていました。
 

 
秋桜、キバナコスモス、パンパスグラス、ススキ、柿・・・
 
里山らしい風景を彩る秋の花や草、実が
 
日本の秋の風情際立たせていました。
 
 




 

 

 
 
家紋、草花、苔むした屋根・・・。
 
なんとも趣があって気持ちがおだやかになります。



 



 
 

 
 
 
 
 
美山に行かれる方は必ず訪れてほしいものです。
 
30分ほどあればさくっと散策できますのでぜひ!
 
 
今回の旅の唯一の観光を終え、本日の宿泊先、
 
Futon&Breakfastへ。
 
その名の通り!一棟貸し。
 
そう、この広い一軒家を貸切です。 
 
 
Bed&Breakfast のB&BならぬF&B。
 
初めて知ったときには やるなぁ~。と感心したものです。
 
 
一年前、美山在住のアロマセラピスト、林陽子さんに
 
偶然杉乃精で出会ったのも何かの縁だったのでしょうね。
 
陽子さんのサロン→ 美山陽だまりアロマ亭
 
 
 
以来、プライベーの美山旅でも仲良くして頂いてる陽子さんですが
 
最初にF&Bのお話しを聞いた私は思わず尋ねました。
 
「お布団、キレイですか??!」
 
お布団って 最重要事項なんですよね。
 


陽子さんは即答!
 
「もちろん!Futon&Breakfastですから♪」
 
まさにその通り。
 
最高の布団と朝食、そして最高のサーヴィスでした。
 
 
あれから一年。
 
こうして念願のツアーが行われたわけです。 

 
チェックインはオーナーご婦人、美子さんの計らいで
 
本館(百日紅)に移動する必要もなくスムーズに。
 
 
「コーヒー入れよっか」と
 
囲炉裏に火をくべながらほっと一息。
 
美山牛乳をたっぷり入れてのカフェオレ、
 
それはそれは美味しく和みのひとときでもありました。
 
 
程なくして夜の学びの部、
 
キッチンハーブレッスンが始まります!
 
 
本日使うハーブを視覚で楽しんで頂くための
 
即席ディスプレイ。
 
 
このあたりはいつも即興で。笑
 
その場にある食器や雑貨とコラボレーションを楽しみつつ・・・
 
思いつきの仕上がりです。
 
 
ハーバルセラピスト、プラクティショナーと
 
ハーブのプロもいらしたのでハーブについてはさらっと。
 
簡単にレジュメのチェックを済ませて
 
即実践!
 
 
調理道具は何でも揃っているので
 
お気に入りの食器、食材は事前に送りました。
 
 
フードプロセッサーはさすがに悩みましたが
 
結局送ることに。
 
バジルソースを実際に作って頂きたかったので。
 
 
まずお作り頂いたのは
 
バジルソース と シーズニングソルト。



バジルソースを使った
 
キノコ尽くしのトマトベースファルファッレバジル風味
 




シーズニングソルトを使っての
 
チキン&ハーブソテー。
 
 
生のなつめが手に入ったので
 
オリーブみたいに炒めてみましたら。
 
ほんのり甘味が出てぴったり!
 
おいしく頂きました。
 


↑  生ハムとクリームチーズの和風カプレーゼ
 
食用菊を散らして和の食器に。
 
 

↓ スペシャルレモネード

 
お酒で割りたいくらいですが
 
皆さんコレの美味しさにハマったようでした♬ 

 
 
今宵はおとまり。
 
全員お好きでしたので途中道の駅ウッディ京北で
 
人気だという「星降る里」をシェア。
 
 
レッスン前に散歩がてら小さな町のスーパーにも。
 
夜のアレコレを調達しましたね。

 
こうして皆さんがお作り頂いた全メニュー、
 
とっても美味しくて大成功!
 
遠方でのキッチンハーブレッスン、
 
心配せずとも どうなることかと思いました。が。
 

 
 調理器具さえ揃っていれば
 
 「やれるんだー」ということが分かりました。
 
 
このところお問合せが非常に多いキッチンハーブですが
 
遠方の皆さま、ご興味ある方はご相談下さいませね。
 
  
長い夜の始まり。
 
個人事業主ならではなそれぞれの夢や思いなど
 
初めましての方が多い中、
 
熱いディスカッションが行われました。 

 
持ち込んだアロマソープ、
 
ザクロ、くちなし、コーヒー、よもぎなど
 
レッスンでまだお目見えすることないニューアイテムも持参。
 
それぞれ、お風呂、洗面所、キッチン、手洗い用・・・
 
とあちこちに配して皆さんに楽しんで頂きました。
 
 
延々続くトークもラストは3時。
 
寝ましょか。
 
 
明日は早朝サイクリングやし。ね。
 
 
おやすみなさい。


フェフェツアー宿泊編 Vol,1 杉乃精を訪れて。

フェフェツアー宿泊Ver.
 
京都奥座敷、京北・美山の旅。
 
前日までの台風を蹴散らして・・・
 
見事なまでの快晴を迎えました。
 
 
200枚あまりの画像を少しづつ整理して
 
少しづつUPしていきたいと思います。
 
よろしくお付き合い下さいね。
 
 
京都駅からバスに揺られて1時間半。
 
今回の旅のメインでもある、KKファーム 杉乃精へ。
 
畑の真ん中にぽつんと小さな小屋があります。
 
 
午後までしっかり時間を割いた
 
ロングワークショップの始まりです!
 
 
アルムの山のおんじみたいな社長。
おじんちゃいますよー。笑
 
白いおひげがトレードマークです。
 
 
前日の嵐に備えて、早目に枝を準備下さっていたとのこと。
 
 
辺り一面、リモネンのフルーティな香りが漂っています。
 
フルーティ?と首をかしげたくなりますよね。 
 
 
木々独特のすっきりとした
 
清涼感溢れる香りがイメージかもしれませんが
 
ここ、京北の杉は甘く優しい、懐かしい香りが
 
そこらじゅうに広がるほど!
 
 
到着したら皆さん、何よりまずその香りに
 
笑がこぼれるようです。
 
 
こちらは ダイスキなクロモジ。
 
粉砕を待つ状態です。
 
 
採れたてよりも時間が経つほどに
 
香りがぎゅっと凝縮され、深く濃厚になっていきます。
 
 
社長のお話も軽快でユニーク!
 
チャーミングなお人柄にどんどん引き込まれます。
 
 
皆さん、釜の様子を熱心に聞いています。
 
釜じいみたいな社長笑
  
 
古びた木、寂びた鉄、焦げた銅・・・。
 
何度か訪れている私は
 
意外とこういうラスティなシーンに萌えたりします。
 
 
釜をあげると・・・
 
蒸したてのクロモジ!
 
 
ほんっとにいい香りなんです。
 
食べたくなるような!
 
 
これを社長が箱の中にどさーっと入れて・・・
 
 
足浴させて頂きました。 
 
 
これがまたホカホカで・・・
 
この日は暑いくらいでしたが
 
やっぱり女性は足元をあたためるとキモチイイのです。
 
 
思わず、もぞもぞすりすりしたくなります♪
 
これ、家にあったらいいなぁ~ 
 
 
心地よい香りに包まれながら足首まで温まると
 
鎮静効果によりリラックス・・・
 
ゆるゆると解けていくような快感を得ることができます。
 
  
サロンや介護施設なんかに
 
取り入れるといいんじゃないかな~なんて
 
思ってしまいます。
 
 


そして。 今度はリフレッシュに参ります。
 
さぁ!いざ森へ!
 
 
社長の軽トラでガタごと揺られ・・・
 
スギが生い茂る森の入口へ出発!
 

 
 
細ーい畦道をアトラクションのごとくずんずん!
 
たーのーしー!!

 
 ほどなく森の入口へ到着。
 
 
数歩足を踏み入れると静かで荘厳なる
 
木々の気配を感じることができます。
 
 
 
 杉とヒノキがまっすぐ天高く伸びる様は圧巻!  
 


鬱蒼と涼しい木陰にところどころ光が差し込み、
 
優しい木漏れ日に包まれる安心感みたいな。
 
 
何か大きなものに守られてるような気さえ。
  
 
 その荘厳なる杉の間にひっそりと佇む、
 
たった一本だけのクロモジ!
 
 
社長いはく、大和撫子のような
 
クロモジさん。だそうです。

 

昨夏、来訪したときに
 
「どうしてもクロモジが見たい!」 と
 
社長と一緒に探しあてた一本。
 
 
今ではいらっしゃった方々は皆、
 
このクロモジさんを訪れてるそうです。 
 
 
 なんだか神々しい光が・・・
 
もちろん加工しておりませんヨー。笑

 
五本の指を広げたような五葉のクロモジ。
 
新梢よりも枯れ枝に近い方が
 
深く濃い成熟の香りを放ちます。
 
 
人間と同じだ。 

 
木々がふりまく化学物質、フィトンチッドを
 
それぞれに感じながら 深い呼吸を。
 
歴史を重ねた神聖なる景色にただ息をのみます。
 





再び軽トラに乗り込んで!
 
今度は社長宅へ~!(^^)!
 
 
庭に鎮座する手製のピザ釜でピザ作り体験を・・・


 
こちらは社長が育てたお米で作って頂いてる、
 
新米のおにぎりとこの地の名物、納豆餅。
 
 
納豆嫌いの私も野外学習後の、
 
外で頂くおむすびやお餅はサイコー!
 
 
要らないと言っていた割に
 
両方ともペロリと完食してしまいました(^^ゞ
 


パン職人さんにオーダーしている、
 
本格的なピザ生地を成形します。

 
用意されたトッピングを自由にのっけて・・・。
 
って、私はほとんど全部のせました。


 ピザ釜の中の様子・・・
 
炎に包まれ、瞬時で焼きあがります。 
 
生地がパリ&モチ!
 
 
最高の野外ピザでした。
 
庭に自生するミントやヨモギを摘ませて頂いて・・・


ピザに入れたりテーブルに添えたり。
 
なぜか全く虫がつかない田舎のハーブは
 
葉脈まで美しく、見惚れてしまいます。
 


私もせっせと・・・。
 
欲張ってピザによもぎやミントを載せたら
 
ちょっぴり焦げましたが・・・
 
芳香を楽しみながら頂きました。 

 
いただきまーす! 



 
 
 
野外ピザ、最高!
 
 
 最後にお土産をたくさん頂いてご挨拶。
 
お世話になりました!
 
 
そして、フェフェツアー第二弾、日帰りバージョンも
 
よろしくお願いいたします。


今回のメンバーは
 
色、香をお仕事にされてらっしゃる方ばかり。
 
 
アロマやハーブ、カラーなどを切り口に
 
花やアクセサリー、服飾デザインやポーセラーツなど
 
多方面でご活躍されています。
 
 
そんな皆さんにとって、まずはこの杉乃精ワークショップで
 
多くの発見と気づきがあったことが嬉しく思います。


宿泊バージョンはおみやげもたくさん!
 
採れたてフレッシュな極甘フルーティの杉の芳香蒸留水、
 
クロモジの芳香蒸留水。
 
 
フレッシュな杉は洗ってチンキにしてもいいし、
 
ドライにしてお部屋にぶら下げるだけでも
 
充分香りをながーく楽しめます。
 
 
ユズの種はキレイに洗ってウォッカや焼酎に!
 
化粧水やハンドローションに使うとツルツル、スベスベ。
 

 
粉砕した杉のチップはご自由に!
 
酸性なので庭木の土や鉢に撒くと乾燥防止にもなるし
 
土の状態がよくなるそう。
 
特に酸性の土を好むブルーベリーなどは
 
抜群にイイようです。
 
 
 
私はお茶パックに入れて芳香剤にしました。
 
このまま靴箱やお手洗いなど
 
消臭としておいておくだけでもよし、
 
靴を一日休めるのにシューキーパーにしても。


 
 旅の後もまだ尚、香とともに思い出をなぞっています。
 
 
山の恵みをたくさん頂いて
 
笑顔満載の初日、スタート!
 
 
午後からも盛りだくさん、次回早目にUPしますね。


さて、今日はユズを洗わねば・・・。