2017年4月3日月曜日

PrivatePhotoLesson開催の巻




PhotoLesson@AtelierFéeFée!!


一昨日 長くお付き合いさせて頂いてる、

写真家の鵜飼寿子さんにお願いして

プライベートなレッスンを開催いたしました。



一眼レフを手にして数年。

購入したときに一度 教室に参加、

それなりにまぁまぁの写真は

撮れるようになりました。


でもそれは 光や風や諸条件が重なって

やっと撮れた「偶然の一枚」、

みたいなことが多く・・・。


まぁまぁの写真は いつまでもまぁまぁで。



天気や照明が暗いと思うように撮れなかったり

白飛びやピント外れ、など

苦手なところでつまづくと、

その先に進めないジレンマがずっーとありました。


プロの方に教わりたい!


現状を打破すべく

私が受けたいレッスンを企画しました。



スタイリングは全て自分で行い、

講師を鵜飼さんにお願いしようと決意。


自己流で行き詰まったとき、

その先に進みたければ

然るべき投資をしてきちんと学ぶのが

いちばんの近道だと思っていて。

そうして得たことは自分の生涯の財産にもなるし♬



ネットで調べたり又聞きでの情報は

私にとって薄っぺらでしかなく・・・


というか、それでは多分 私、

理解できない、納得できない、満足できない。笑



Face to Face で手取り足取り教わりたい。

脊髄を通らない学びは 

脳みそに入ってこないのです。

(あ、私の場合はね)


そして昨年11月SHOP中のある日、

彼女に相談しましたら・・・


快くお引き受け頂けることになりました!




「お仕事や趣味にカメラワークはマスト!」

「なんとか使えるけど

説明書を読んでもよくわからない・・・」

と、同じような状況の方が集まり、すぐに満席。

告知もせず当日を迎えたわけです。


ココに至るまで

何度も日程調整や打ち合わせを重ね、

ようやくの実現!



とにかく楽しかったー!!



いつものごとく長ーいレポですが

よろしければお付き合い下さいね。


ニガテな白。

明るいと背景だと 反射して白飛びしてしまう・・・


室内外を問わず白を美しく切り撮るのは

本当に難しいです。


克服すべく、敢えてのチャレンジで

オールホワイトのお花をご用意しました。


早春のマトリカリアとスイトピー。

白の美しさを引き出せるようになることが

私の今日の課題かな。


うーん、難しい!



レフ版を当てて撮る方法もレクチャー頂きました。


で、どこにあてるんやったっけ?

と ボケボケのカンダコンド-の図 ↓


あ、この日は近藤さん、皆を何度も

大爆笑の渦に巻き込んでくれました。


普段クールな近藤さんしか知らない人は

唖然・・・でしたね!(^^)!



見かねた先生、丁寧に手ほどきして下さいました。笑



鵜飼さんはご謙遜で

私なんかに教えれることあるかしら?

と開催当日のギリギリまでおっしゃってましたが・・・・

(参加者は皆、一応にまぁまぁ撮れていたので)



そんな心配をよそに

超初歩的な質問あり、可笑しな失敗あり!

それぞれに得手不得手があって

そのデコとボコを穴埋めすべく

足りない所をカバーできるような

希望通りのレッスンをして頂き

もうみんな大満足でした!


優しく丁寧はもちろんなんですが、ひとりひとりに寄り添い、

分かるまでとことん個々に付き合って下さいます。


やっぱりそれは 鵜飼さんが教えることに

携わってらっしゃる方だからかな。



生徒たちにに寄り添い、伝えていくプロセスは

きっと愛情溢れるものに違いない。


そこも確信してのお願いでした。


さて、清楚で華やかなアレンジとは打って変わって

ダークシックなスタイリングも用意しました。


左官作業に愛用していたコテや

もはやアンティークみたいに風化した鋏、

穴の開いてない使い物にならない素焼き鉢は

私がペイントしたもの。


ストーリーを想定して配置していく作業は

もう楽しくて!


前日、掃除や食の下ごしらえ含め

庭と室内の準備に一日かけましたが

これやってるときはアドレナリン出っ放し・・・



クリエイティヴな事してると

ゴハン食べるのも忘れるほど夢中になります。

(絶対忘れないんですけどね笑)


黒いマットなブリキのケースは

東海蚤の市でゲットしたアンティーク。

昔、パンを焼いたりオーブンで使われたものだとか。

SHOPやレッスン、撮影・・と何かと便利です。



特筆すべきは黒のボード!

鵜飼さんが前日にペンキを塗って下さったものや

愛用中のボードなどを沢山持参下さいました。

これがあるとないとで、全く風景が異なります。


↑ このイブシ色の丸いプレートは

同じく東海蚤の市で鵜飼さんがゲットされたアンティーク。


こちら、速攻スタイリングを求められ、

部屋中にあるものを並べた30秒スタイリング!


ダークシーンに合いそうなものを

連れてきたものの

写真やキャンドル・・と 

なんだか遺影コーナーみたいになってしまい、

気に入らないまま、とりあえず撮る撮る撮る!


黒と白、明るい世界と暗いシーン、

それぞれの撮り方を何度も練習したあとは

ようやくランチタイム!


もぅ、みんなお腹グーグーと鳴りやまず!(^^)!


私もこの日は生徒。

講義に集中したかったので お昼はカンタンに。

そして皆さんにお手伝い頂きながら

スタイリングの様子そのものも

楽しんで頂きました。


ロングロングカッティングボードに

オシャレに見えるように

ディスプレイしたり、

一人づつの取り皿はそれぞれデザインの異なる

イギリスアンティークのガラスだったり。


そういうコダワリだけはご準備したつもりデス。


手が入ると写真に動きが出たり

表情を楽しめるのでスキだな。


キッチンハーブレッスンの時も

遠慮して手をひっこめる方がいらっしゃいますが

むしろ私はその手を取りたい。

臨場感も伝わりますし。


露出、ISO、ホワイトバランスを変えるだけで

仕上がりは全くちがってきます。

そこへ新たな技法が加わるともう、

アタマがパンパン!


ですが 一緒にいる人たちと

数値を変えたりアングルを変えたりすることで

画像にどう変化が生じるかを比較し合ったり

共有することで解決できたり。


先生のアドバイスで様々なトライアルを試みたり

分からないことがその場でクリアになったり。


何より鵜飼さんの手元を見れるのが

私たちの大きな大きな、

そして多大なる収穫となりました。


この場合、先生はこう設定するんだ、

するとこうなるんだ!


もうこれは財産に近いです。笑


アッツアツのふわとろスクランブルエッグ。


「むつみさん!ブラックボードにのせて!

インスタ風にアレンジ!!」

鵜飼さんの指示が飛び、咄嗟にスタイリング。


プレートにアンティークのナイフや

ビンテージのスプーン&フォークを引っ張り出し、

雨の中、庭からハーブをちぎってきて

バラまく・・・という早業。



お~!ステキ素敵-!!

「ザ・インスタだね~!!!」

と歓声が沸き上がり、全員がパシャパシャ。



真上からまたがって撮ってみて?

鵜飼さんのアドバイスで

とってもカッコいい写真が撮れました!


上の画像は明る目に撮ってみました。

「幸せなSundayMorning」のイメージ。



↑ こちらはかなりダークシックに。

露出を下げてISOを上げる・・。

私はこういう写真が撮りたかった!!


今日一のお気に入りです!!


それぞれ皆さん、教室をされたり

仕事や趣味で写真の腕を上げたい方たちなので

撮りたい対象物をご持参頂きました。


上の写真はカラリストの近藤さんの私物。



皆さん鵜飼さんから個々のアドバイスを頂け、

今後の課題が見つかったのではないかしら。


レッスンの後、もう一度ティータイム。

ここでも教わった技法を駆使しながら

みんなであーだ、こーだ、

どんな感じ?と見せ合いながら確認作業を。


クレソン入りのクッキーと

酒粕入りの米粉クッキーとコーヒーで

リラックスしながら撮影話に花を咲かせました。


お帰りには花を束ねてブーケをお作りし

皆さんにお持ち帰り頂きましたヨ。


おうちに帰って早速白の撮影、

復習して頂けたかな?



数多くの素敵な写真家がいる中で

花に、そしてバラに深い愛情を注ぐ鵜飼さん。

その思いは写真からずんずん伝わります。



鵜飼さんのことを初めて知ったのは確か、

バラを始めた頃に買った

梶みゆきさんの著書「バラの薗を夢見て」。


マンションのルーフバルコニーで

モクサクを使い、たくさんのバラを無農薬で育て、

バラのある暮らしを楽しんでらっしゃる。

そんな記事に目が釘づけ!

当時は雲の上の人でした。


よさみフローラルガーデンでのレッスンやイベントで

友人でもあるチーフのかおりさんを通して

お知り合いになり、

東北にガーデンボランティアとして

ご一緒させて頂いたことも。



ガーデン雑誌の紙面を飾ったり、

バラとガーデニングショーのポスター撮影、

現在も「GardenDiary」の連載など

華々しい活躍をされてらっしゃいます。


が、私が惚れてるのは

鵜飼さんの対象物への偏愛ぶり。


その愛情の深さは写真を見れば伝わるかと・・・


バラや植物や虫が織りなす生態系や

アンティークの花器、手作りのスィーツ、

作家さんのキャンドルや

ご自身が育てたバラ・草花のアレンジ・・・

フィルターを通した彼女の世界観は

見るものをうっとりさせます。



http://hisako21.blog6.fc2.com/

鵜飼さんの素敵なブログ、

写真集を見るような感じで楽しんで下さいね。


何を撮りたい?

よりも

何を伝えたいか?

まずは感動する気持ちを!と鵜飼さん。


そういう視点をもつことで

美しさを見出す習慣が身に付くだろうなぁ。



そして日々の暮らしがもっともっと

豊かになるのだと思います。


今回、100枚以上の写真を撮ったにも関わらず

いざパソコンに落としてみたら

凡作駄作のオンパレード・・・




写真はまだまだ。

でも技術だけでない、ハートの部分も

教わることが出来た 長~い一日、

鵜飼さん、一緒に学べた皆さん、

ありがとうございました❤



今後スキルアップした画像が

ここに上がることを期待していてくださいまし♬