実は、年末までにUPしたかった記事です。
長ーくなってしまいましたので
お時間のある時にお読みくださいね笑
昨年12月中旬、関東に行ったり来たりしていたあの時、
アロマ仲間である友人から
とある出版社のイベントに誘ってもらい、
出席して参りました。
開催場所はこんな素敵なところ・・・
アメリカ人建築家、巨匠フランク・ロイド・ライト氏が手掛けた
自由学園の明日館。
「食から始める意識ある生活」を提案する
ライフスタイル誌 nice things によるイベント、
「nice things. Neighbors Gatherings」。
10m程にも及ぶロングロングテーブルを囲みながらの食事や
作り手が見えるプロダクツのストーリーを拝聴したりと
ユニークで学び多き貴重な時間を体験しました。
アート&フードディレクションなどを手がける holiday の堀出さん。
(ホリデーのホリデさんっ・・・って笑えるでしょう?)
料理人の奥さまと一緒にご用意下さったそうです。
ベーシックだけど季節の色目が入るように
心がけてるそうです。
ビジュアルでテンションが上がるFood、美味しく頂きました♫
こちらは堀出さんがコラボレートしたプレート。
どのお皿にもHappyな気分になるメッセージが書かれています。
思いつきやアイデアがユニーク、
自然体の掘出さんでした。
あくまでも紙ベース。
SNSがどんなに進化しても
写真と文章にこだわり、紙媒体で伝えることを
大事にしているという編集部。
紙面から伝わるもの、私も一番大きい気がしています。
作り手の真摯な思いや背景など興味深いストーリーを
いくつか聞くことができました。
この方は帽子作家さん。
アウトドアブランド、パタゴニアさんのお話は
とても興味深いものでした。(↓)
天然成分のハズのコットンなのに
日々触れている女性スタッフの体調が悪くなっていく・・・。
綿花に含まれる農薬が原因ではないかと判明したとき
会社としてどう立ち回るか?
1.知らないフリをし続ける
2.他社の出方を待って様子を見る
3.販売を打ち切って全てオーガニックコットンに変える
結果、彼らは 3 の
全面打ち切り ~ オーガニックコットンに切り替え
を選択しました。
この先破滅していくこと
持続可能ではないこと
それは避けよう。と。
最初はやはり大変だったことでしょう。
新しいことに着手し、定着するまでには時間とお金、
それなりのリスクがあるはず。
それでも 「いいことをやってる」 という意識が
キチンとした収入に繋がり、利益も生み出している。
正しい在り方だなぁと思います。
これからも率先して 環境に配したものを作り続けたい、
そうおっしゃっていたのが印象的でした。
こちらは
心地よく過ごすことを布で提案したいと考える
COOVA (コーバ) 瀬谷志歩さん。
手織りと機械織りのあいだにあるような布に魅力を感じ
布が持つ多くの可能性を見出す人。
あくまでも工場(コーバ)で作られる機械編にこだわっています。
羽織モノ、巻きモノがダイスキな私。
自由に触れる時間があったので鏡の前で巻いてみました。
「これは絶対地味すぎるやろなぁ・・・」
そう思って巻いた瞬間、びっくり!
空気をはらむ柔らかでなんとも表情豊かな
初めての風合いにただただオドロキました。
リネンの薄い面、
ウールの暖かい面、
縦糸がコットン、横糸がウールという面、
この三面から成るストールはとても柔らかく
何かしらそっと大切にくるまれているような気にさえ・・・。
新たな自分を発見したかのごとく嬉しくて
その場で頂いてしまいました。
努めていた繊維工場は閉鎖され、
自分がいた箱が無くなってしまったけど
布をデザインし続けることはもちろん、
その先にある、自分が作った布を媒体にして人と関わりたい。
COOVAさんに頂いた冊子には
そういうことがたんたんと綴られています。
読んでいくうちに
ひしひしと彼女の人柄や思いが伝わってくる写真と文章。
その人と作品の本質に
じっくりと深く触れることができる紙ベースの魅力を
ここでも改めて感じることができました。
家に帰ってますますこのストールに愛着が増し、
見る度に そして巻かれる度に
ココロが安らぎ、小躍りし、贅沢な気持ちになります。
自分を信じることができるような。
そういうモノ、コトに関わっていたいと強く思ったのが
私の中の変化です。
それは多分ここ一年、花以外 自分の興味が向くものに
魅かれ、伝え、発信していく行動の原点がソコにあり、
それがCOOVAさんのストールを介して
私に改めて気づきをくれたのではないかしら。
移動の多い12月に様々な人と出会い、
多様な 「The way of Thinking」 を知り、
違和感なく私のところに還ってきたものを
自分の中に落とし込めた・・・。
そんな感じが今しています。
慌ただしくてなかなか記事にできなかった年末ですが
年明けのんびりと時間を過ごし、
無になってあちこち整理することで
淀みがなくなったのかな。
普通は年末にやるべきことで、
きちんとしてから新年を迎えるのが当たり前なんですが・・・(^^ゞ
FaceBookでも皆さん抱負を語り、勢いを感じ、
素晴らしいなぁと思うのですが
今年の幕開けの私ときたら抱負も見当たらず
気合いも入らぬままスタート。
珍しく、おみくじが半凶だったことも関係あるのかしら?
などと思ったり。
それでも自分の中に風が吹いたら
すぐに立ち上がるのを心得ているので
焦ることなく地味に整理整頓できる時間を
秘かに楽しんでいました。
そしたら。
空いたところにちゃんと次の思想が入ってくるのですね。
混沌としていた私の中に
スッキリとしたスペースができたら
なんだかクリアになった気分。
何か抱負らしいものが見つかったわけでもなく、
今年の目標が決まったわけでもないのですが。
今 とても穏やかで清々しい気持ちです。
雑誌も 「Style」 がなくてはならない。
情報だけではなく、コンセプトを持っていることが大切、と編集長。
“ロングテーブル” は “ 共感・共有 ” をも意味しているとか。
ひとつのテーブルを囲むことで
考えをしっかり伝えるような媒体。
ふむふむ。
昨年購入した引き延ばせるアンティークのテーブル。
自由に集まって会話を交わし、
思い思いのことをしながら過ごす時間と空間に
心地よさを感じているので
いつも伸ばしっぱなしにしています。
新年一発目のサンクスレッスン、2月のビューティレッスン、
3月アロマスキンケアレッスン、キッチンハーブレッスン・・・
どれも大きなテーブルを囲んで 創ることはもちろん、
その先にある、「Style を伝える時間」 を大事にしたいと思っています。
これまでも、そしてこれからも
私はそういうことを発信していきたいと改めて。
多忙極まりない年の瀬に
突然お誘い頂いた日帰りのイベントでしたが
あとからもじわじわと私に多くのことを
教えてくれる良き時間となりました。
最後に このイベントに私を誘いだし、
素敵な写真を撮って下さった彼女に感謝!
「このストール、撮って♫」
と何気に携帯を渡してお願いしたけど
写真家でもある彼女に失礼だったなぁ・・・。
彼女の一眼で撮ってもらった
お気に入りの一枚。
なかなかUPできず、あたためておりました。笑
そんなわけで 晴れ晴れしい気持ちのカンダ、
2016も「 My Style 」 を大切に、
皆さまに寄り添うアトリエフェフェでありたいなーと思います。
健やかでしなやかな良き一年でありますよう!
本年もどうぞよろしくお願いいたしますね♫
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