2014年3月25日火曜日

東北へ 前編

 
いつかの何かの画像ではなく・・・・
 
ほんの数日前に私が居た場所。
 
私の目の前の風景。
  

ナルニア王国ではなく。
 
ここは東北岩手・宮古。
 
 
 
 こんなとこまできたんだ・・・と iphoneで確認。
 
スゴイ。
 
  
 
大雪警報、 立ち往生でトイレも行けない、、、

ニュースやFaceBookでよくみたシーンだけど
 
まさか我が身にふりかかるとはねぇ-_-b
 
想定内のことなので食糧だけは確保済み。
 
 

ゆえ、不安もなく 

 
ムーミン谷の森みたいな銀世界をしばし堪能・・・。
 
修行と浄化の旅 の始まりにふさわしい風景。

 
 
 

 

サイアクの事態は常に想定すべし。
 
リスクマネージメントにつながるかもね。
 
 
食糧については常に!範疇だな。 
 

 
 
それにしてもこの緊急時、ひたすら食べてるヒト(ワタシ)、
 
隣でスースー寝てる人(チーフガーデナー)、
 
ひたすらカシャカシャ撮ってる人(写真家)、
 
それぞれ確保できる時間を有効利用。
 
余裕の女子ならぬ魔女やわ。
 
珍道中はまだまだ続くのだ^_^ 
 


3時間後、除雪作業完了。
 
ようやく相互開通!

 トイレピンチもなんとか切り抜けて緊急事態を脱出。
 
 
大槌町へ無事到着。
 
 
 
暗くて寒くて重い灰色の空。
 
色がこんなにヴィヴィッドに見えるのはそのせいか・・・
 
 
仮設の集合商店。
 
まだまだ仮設生活はアチコチにみられる。
 
 
 
初日の活動はここに菜の花の種を植えることだった・・・
 
数えきれないほどのご遺体やがれきが流れ着いたこの場所に。
 
 

 
最初に種をまきはじめたのはこの男、金山ぶんぞうさん。
 
たったひとりで。
 
 
その活動を知っていろんなヒトが繋がり、
 
復興プロジェクトとして他府県からボランティアが後を絶たない。


 


 
ぶんぞうさんはこんなチャーミングなとこもある。
 
そしてセクシーなお声でとつとつと語る力強いコトバ。
 
そういうとこに魅かれて皆リピートするのだなーと分析。
 



ほら、雪の下には芽が!
 
桜と菜の花、ダブル開花は見事なのだろうな・・・
 
 
 
 
 この日は種まき諦め、あちこちで雪かきボラ。
 
シャベル使うなら任しといてとばかりに
 
道の駅やお年寄りのお宅で作業。
 
 
 
 
翌日 陸前高田へ。
 
澄んだ空に 復興のシンボル 奇跡の一本松。
 
白砂青松 7万本もの松林が
 
壊滅的な被害を受け、たった一本だけが生き残ったという。
 
まさに奇跡。
 
 
海水によって根が腐り、1億5千万もの寄付金により
 
人工的な処理を加えモニュメントとなったそう。
 
  
 
 
 対照的なシーンはすぐそばに・・・。
 
子どもたちが林間学校なんかのときに使われていた宿泊施設。
 
 
 
 大型ドラッグストア・・・だったのか。
 
 
恐る恐る
 
一歩一歩近づく。
 
 
 

 
天井は剥がれ堕ち、一部ぶらさがったまま
 
大木が流され残ったまま・・・
 
 
 
似たようなシーンは何度もTVで見ていたけれど。
 
 
目の前に立ちはだかる「壊滅」は
 
コトバを発することを許さなかった。

 
 
夢中でシャッターを切りながら
 
ボロボロ溢れ出てくる。
 
どんなに目を凝らしても
 
ファインダーが霞む・・・
 
 

 
ここに立たなければ
 
この感情が 
 
こんなふうに動く ってこと
 
なかった。
 
 
 

 
 

視覚だけでは伝わらないことがあると知った。
 
全身を襲う、哀しみや恐怖の入り混じった 「混沌」 は
 
体感するより他ないのだと。
  
 
 
 
 
 復興に向けてそびえ立つ什器。
 
 
 
 
巨大なベルトコンベア。
 
 
 
 
 
 
 
澄んだ空はこんなに青くクリアなのに。
 
その対比が哀しみを増す・・・。
 
 
 
 
3泊4日東北の旅後半は次回。
 
次はすぐ更新、の予定! 
 

 

 
 

 
 
 
 
 

 



 
 

 
 

 
 

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